「死ぬのがこわい、というのは思いの世界の中だけの話なのか。」
そうです、「思いの世界の中だけ」です。
意識があるから色々余計なことを知り、一喜一憂するのです。
死ぬのが怖い、というのは、「不安」と取った方が適切な気がします。
つまり、「知らないこと」に不安になる、という、これも「思い優先」の結果ですね。
その男は色々と言いますが、それは「その男」の体験であり、他の誰のものでもありません。
つまり、「俺には、関係ないやろ」という事です。
この臨死体験にしても、その体験そのものはあると思います。
しかし、それを言語にしているその時点で、それは思いの世界に入ります。
臨死体験という体験を、自分の持つ言語や知識で解説するという事ですから、自分の持つ言語や知識は臨死状態の世界にあるものではありません。
ここの矛盾に気付かないから、引っ張られてしまうのです。
日野晃
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