2019年7月22日月曜日

治療法の原石



明鏡塾で学ぶことは、いろいろな治療法に応用が利く。

自分の身体を、意図した通り、繊細に、客観的に正しく、動かす訓練。
これは臨床動作法とつながった。
臨床動作法は成瀬先生が開発された面白い心理療法で、
手や肩や背骨など、特定の体の部位を動かす課題に取り組むことで、
自分の幻想世界から現実世界へ戻り、
心理的問題を改善する。

自分の体のコリ、無意識の緊張、痛みの範囲を正しく知覚する。
これも臨床動作法や、
マインドフルネス、フォーカシング、アレクサンダーテクニーク
操体法、中医学の気滞の治し方
とつながった。

今、ここ、この瞬間に集中する。
これは禅などの仏教の極意で、心の病いを治す強力な治療法でもある。
エックハルト・トールとも、つながった。

明鏡塾では奥義的な深いことを学ぶので、
治療法はなんであれ、
奥でつながっていることに気づく。
うれしい驚きがある。

2019年7月19日金曜日

思い込みを外す

人には「これはこうや」という思い込みがある。
また、何かをしようとしても、これは自分には無理、とリミットをかけがちだ。
小さな子供は、いろいろな思い込みも少なく、
好奇心や、何かをしたいという欲求も高い。
輝くような感情、表情をあらわに、遊びや行動をしている。

大人になると、固定観念にがんじがらめになって、
思い込みや、あきらめばかりになる。
そして自分が固定観念に縛られているということさえ、気づかない。

明鏡塾では、固定観念が容赦なく、たたき壊される。
臨済禅での公案みたいに、一見わけの分からない課題を与えられる。
見よう見まねでワークに集中する。
思い込みを外す、という作業は、
正直しんどい。
身についた変な考え方や体のクセは強固である。
なかなかとれない。

心を静かにクリアにしていく、という営みは、
禅と共通する。
今、この瞬間、ここ、に生きる。
そんな濃密な時間を過ごした後は、すがすがしい気持ちが味わえる。
新たな気づきが得られて、一つ成長したと実感できる。
そして奥が底なしだ。
これだから、道といわれることは止められない。