2019年7月19日金曜日

思い込みを外す

人には「これはこうや」という思い込みがある。
また、何かをしようとしても、これは自分には無理、とリミットをかけがちだ。
小さな子供は、いろいろな思い込みも少なく、
好奇心や、何かをしたいという欲求も高い。
輝くような感情、表情をあらわに、遊びや行動をしている。

大人になると、固定観念にがんじがらめになって、
思い込みや、あきらめばかりになる。
そして自分が固定観念に縛られているということさえ、気づかない。

明鏡塾では、固定観念が容赦なく、たたき壊される。
臨済禅での公案みたいに、一見わけの分からない課題を与えられる。
見よう見まねでワークに集中する。
思い込みを外す、という作業は、
正直しんどい。
身についた変な考え方や体のクセは強固である。
なかなかとれない。

心を静かにクリアにしていく、という営みは、
禅と共通する。
今、この瞬間、ここ、に生きる。
そんな濃密な時間を過ごした後は、すがすがしい気持ちが味わえる。
新たな気づきが得られて、一つ成長したと実感できる。
そして奥が底なしだ。
これだから、道といわれることは止められない。

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